「必ず奪われる」という価値観を手放す
※めちゃくちゃ個人的な話です。
今日はとあるカウンセリング…コーチング…まあ、色々と経緯があり個別相談を受けてきました。
自分のネガティブな価値観の原因を掘り下げて、気付いて、手放すというもの。
私はどうやら小学校時代の転校が原因で色々と問題を抱えているらしい。
私は小学校2年生になるタイミングで、大阪から香港に引っ越した。父親の仕事の都合で。
(まあ、福岡から大阪にも3歳ぐらいの頃引っ越したけど、こっちは記憶があんまない)
当時は引っ越さないといけない意味が分からなかったし、学校の友達とも別れたくなかったのでとにかくこれには
「嫌だ!!」
という拒否反応がすーーーごかった。
まあ、いくら駄々をこねようが、引っ越し日は来るわけで。
ここで私が父親にもった感情が
「こんなに嫌がってるのに、聞いてくれずに無理やり香港に連れてくんだ!」
「私のことを大切に思っていないんだ!」
というものだった(ということが分かった)。
そもそも、この転校を嫌がっていたことすら忘れていたので、「そういやめちゃくちゃ嫌だったな」と思い出したことがなんだか変な感じ。
まるで、思い出したら辛くてしんどいから奥底に追いやっていたみたいだ。
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で、香港での私というものは、
「人からの愛や好意は私は受けとれられないんだ」
という強い思い込みから、「どうせ私は愛されない」と、無意識にそうなるような行動言動を取るようになっていた。
見た目はぶくぶく太り、それまで活発で快活だったのに、暗くてキツイ性格になっていった。
周りもそのように私を扱ったし、そうでなくても私のこの価値観フィルターによってそうとしか受け止められなくなっていった。
そして、六年間香港で過ごした後に
やってきた、大阪への転校。
この2度目の引っ越しが、私のネガティブな価値観を強くガチガチにしてしまったようだ。
「やっと香港にも慣れて、友達もできたのに、日本に帰りたくない!」
一回目と同じ反応。
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そして、中2からまた0からの環境作り。
帰国後私はめちゃくちゃ無口になった。周りに合わせて、出方を見てのみ反応するようになった。まるで自分の意思や意見がないように。
自分を抑制しすぎて
抑制してる自分が本来の自分と思うようになった。
この二回の転校は、
「自分が築き上げた大切なものは必ず奪われる」
「私にはいいものを受けとる価値がないんだ」
という価値観を作り上げた。
そして、無意識に「奪われたもの」に関しては自分から距離を取るように。
例えば香港時代の友人関係。
私には、連絡を取って会いたいと思う人がたくさんいたが、自分からなかなか動けなかった。
「私にそれを受けとる資格はないんだ」
と、無意識に思ってしまっていたから。
それが、今もずっと根底にあるようだ。
「私がうまく行くはずない」
「どうせ築き上げても、また奪われる」
と、何かに対して
「やってみたい!」
という気持ちが湧くと同時に、こういうネガティブな感情に支配される。
いつまでも地団駄を踏むか、中途半端。
「もう、自分を許してあげてもいいんじゃないですか?」
と言われた。
この言葉によって、呪いが少しずつ溶けていった。
許してあげたい。
自分も、父親も。
そもそも、父親に悪気なんてなかったし
大好きな小籠包たくさん食べさせてくれたり、旅行にたくさん連れていってくれたり、私の機嫌を取ろうとたくさん動いてくれていたように思う。すっかり忘れてたけど。
私は全部超ふてぶてしい態度で文句しか言ってなかったけど。
「香港のきったない島になんか旅行いきたないわ!」
とかね。かわいくないね笑
とにかく全てを奪った香港が大嫌いだった。
超絶嫌ってた。
関係ないものも全て「嫌い」フィルター通して見てた。
人からの好意を受け取りにくかったり、
ありあまる好意を向けられると後退りしてしまうのも、これが原因だろうな。
ちょっとずつ、自分のネガティブな価値観を紐解いていって、徐々に、徐々に、、手放してやりたいな。