好きな世界観
ネコとパンとスープ日和という4話連続ドラマを見た。
小林聡美さん主演というところにピンときたのだ。
雰囲気がかもめ食堂のそれと似ていて、キャストもかなり被っていた。
伽奈
市川美和子 (市川実日子と別人と初めて知った。姉妹らしい)
群ようこさん原作ということで、やはりかもめ食堂的良さ(日常、目の前のこと、好きなことをする という淡々としたシンプルな丁寧な暮らしへの描写が好き)が際立つ。
小林聡美さんの役って、自分の世界観、大切にしたいことを言葉にせずともご本人がしっかりわかってらっしゃって。
自分の感覚に従う
ということを上手にできる人って役のイメージがある。
バイト面接で伽奈ちゃん演ずる女の子を雇ったのも、なんとなくわかる。
周りに流されず自分を出すことができる。
そして自分の世界観に固執しすぎているわけでもない。
自分のことを客観視できない人は、過度に言動に焦りやプレッシャーがあったり、どこか自分を隠して隠して卑下?へりくだりすぎたり
と、、too muchなのだ。
これはドラマの、小林聡美が開くカフェのバイト面接に来た人たちを見て思ったこと。
過度に自分をへりくだり相手に気を遣わせる
タイプの人は、接していて疲れる。
逆に、相手の気持ちを鑑みず自分の都合で突っ走ってるタイプの人も、そうだ。
自分の世界観を持ちつつ、相手にも同じ様に相手の世界観、大切にしていることがあると理解ができる上、接するというのが小林聡美さん(がやる役)のスタイルであり、相手にもそう願うのだろうと思った。
わたしもそのスタンスには賛成である。
というより、一緒にいてちゃんとした対話ができ、関係性を築けると思うのはそういうタイプの人だ。
群ようこさんの本は、映像化に向いているのか、映像化した人たちのセンスが素晴らしいのか。とてもいい。
かもめ食堂の原作を読んだことはあるけど、このパンとスープとネコ日和はシリーズものらしく。読んでみようと思っている。
自分の好きな世界観の作家や映画の傾向が分かってくるのが楽しい。